リバースオークションシステムをご存知だろうか？アメリカでは航空チケットなどの“逆オークション”で有名なPriceline.comがビジネスモデル特許を取り裁判にもなった事があるので有名になった仕組みです。

しかし、考えてみれば古くからある入札や「せり」をインターネットを使って行っているだけなので多くの場合、特許侵害にならない。日本ではレストランチェーンの「すかいらーく」がリバースオークションをインターネット上で 公開し成果を上げており、業界紙などでは有名になった。

リバースオークションとは自社が購入する原材料や消耗品をインターネット上で公開して参入業者を募るシステムだ。最低落札価格をつけた上位２、３社を対象に商品の購入を決定すれば非常に効率的に商品を仕入れる事ができる。

実際の取引では商品の質や納入業者の信用度調査もあるので実際に会って決めることが多いが、全ての業者に対して商品チェックや信用度調査は行えない。インターネットを使って業者の絞込みと活性化を実現するには非常に役立っている。

最近では「Ｅマーケットプレイス」といってインターネットを使った取引所の構築が始まっている。業界やグループ内の業者間で取引を行ったり、国際間における情報共有についても考えられるので、今後ますます発展すると考えられる。