コラム バンコクのコンピュータ事情

バンコクのコンピュータ事情

タイの国際空港であるバンコクのドンムアング空港は HUB空港になっています。タイ経由で諸外国へ行くルートを選択すると割安になる事が多いです。タイの首都は「水の都」と言われているバンコクです。

タイのパソコン事情は「バンコクの秋葉原」と言われているパンティッププラザに 行くと知る事ができます。パンティッププラザの場所は通称「泥棒市場」と言われているプラトナーム市場の近くで、インドネシア大使館の隣にあります。 デパートひとつが巨大な電脳ショップと化していて、館内ではあらゆる電脳グッズが売られいて、違法コピーのソフト販売店ではどれでも1枚100バーツ(350円)で 販売されています。例えばアドビ製品が全部入って100バーツ、○○のエンタープライズエディションが100バーツ、日本のアダルトゲームが100バーツで販売されて います。タイプもWindows,Mac,Palmと種類も豊富だ。多分違法だと思うが店舗を堂々と構えており、しかも何店舗もあるのでタイでは著作権に関する法律がないのか と思ってしまう。

実は著者もタイで正式にソフトウェアーを販売しているショップは1、2店舗しか知 らない。パンティッププラザだけではなくバンコクのデパートや百貨店の中にも違法コピーショップが氾濫している。ソフトだけでなくアルマーニ、シャネル、ベルサーチ、ロレックス、カルチェと言ったブランドのコピー商品もタイでは簡単に入 手可能である。さすがにブランド品の違法コピーショップは店舗を構えて営業している店は少ないが、観光客が集まる歓楽街のパッポンやモノレールの駅の近くなどに沢山あるので観光で訪れた人は必ず見ていると思います。

このような違法コピー天国のバンコクでは、想像的な産業であるソフトウェアー産業は発展しないのではないだろうか?小さなソフトハウスではオリジナルの商品を 開発してもすぐにコピーされて販売されてしまうので会社が成り立たないはずである。タイでのソフトウェアー会社は想像的な自社パッケージソフトを開発するより も受託開発で企業向けのソフトウェアーを作成している場合が多い。