コラム

ITを使った高度な原価計算


ITを使った高度な原価計算

一般的な製造原価計算には、輸送費や宣伝広告費、営業経費などが含まれていません。活動基準原価計算(ABC:Activity Based Costing)という考えがあります。間接費(人件費)の詳細な分析を行い、それそれのコストを直接費に積み上げて原価を計算する方法です。 各作業行程を秒単位で分析を行い原価を算出していきます。この作業は平均90秒とストップウォッチ等を使って計測します。同様に物流やマーケティングに関わった費用の算出も行い製品原価として積み上げます。

この方法だと原理的にサービス業も原価計算が行える事になります。ABCを使って目標原価を設定し、その原価内に収めるといったマネジメントが可能になります。このマネジメントのことを『活動基準マネジメント』(ABM:Activity Based Management)といいます。ABC,ABMといったような煩雑で複雑な減価管理方法をを実現する手
段としてITの活用がされています。