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  2001年9月 日系企業他中国進出状況

「中国進出企業一覧 2001- 2002年版」[増刷出来!]
 
三菱総合研究所編   蒼蒼社刊

「2001 中国企業情報」

日本初の中国版四季報。会社概要、企業分析、過去3期分の各企業財務データなど中国、香港上場企業全320社を完全網羅!

●日系企業

≪日系企業≫

[生産拠点・企業設立]

アブロード システム開発会社を設立
  企業向けシステム受託開発のアブロードシステムズは、中国でシステム開発を始める。年内に中国のシステム開発会社・瀋陽東宇信息技術公司と合弁会社を設立。
新会社名称:中国瀋陽東宇国際軟件工程公司
出資比率:瀋陽東宇信息技術公司70%、アブロードと再生計画30%
資本金:約1500万円
松下電器産業 中国から家庭用エアコン輸入
  松下電器産業は、中国から家庭用エアコンの輸入を始める。店頭の実売価格で6万円を切る低価格商品が中心。現在年50〜60万台の生産能力を持つ広州松下万宝エアコン公司の勤務体制を変更するなど、生産能力を同100万台以上に高めて日本への出荷を開始する。
日立マクセル 中国で電池生産を拡大
  日立マクセルは、無錫市に電池の新工場を建設し、供給がひっ迫しているアルカリ乾電池と今後需要増が見込まれる小型リチウムイオン2次電池を増産する。2002年1月に建屋を完成、3月から生産を始める。アルカリ乾電池は来年度中に月産2200万個、リチウムイオン電池は同100万個体制を構築する。同社はリチウムイオン電池分野で業界1位の三洋電機に次ぐ2位の座を狙う。
富士通 中国にEJB開発工場を新設
  富士通は、西安市にエンタープライズJavaビーンズ(EJB)の開発工場を設立する。同時に北京市に92年に設立した北京富士通系統工程有限公司にも、EJB工場を新設する。EJBを今後の基幹技術の一つと位置づけ、国内と中国に開発資源を集中させる。
日立空調システム 中国合弁の生産品目拡大
  日立空調システムは、中国のWTO(世界貿易機関)加盟後の産業用空調事業拡大をにらみ、中国で水冷チラーユニットの生産、販売、アフターサービスを行う合弁会社・広州日立冷機有限公司の生産品目を拡大する。来年10月をめどに生産を開始、2005年度には空冷チラーユニットで年産360台、パッケージで同4万台の生産体制を整える。
カシオマイクロ フィルムデバイス事業で工場開設
  カシオマイクロニクスは、フィルムデバイス事業で中国に生産工場を開設し、2003年度には全生産量の4割を中国に移す。もうひとつの柱である高密度LSIを実装するバンプ事業でも台湾や中国企業への生産設備の売却や技術供与を核に、現地進出の方向で検討に入った。
アズワン 理化学機器を委託生産
  研究・産業用機器販売大手のアズワンは、自社開発した理化学機器製品を中国で生産し、アジア地域に販売進出する。10月以降、中国に生産拠点をもつ日系企業と台湾企業に委託先を変更。同社は研究開発現場での多様な要求にこたえ、一部は国内企業に生産委託し、自社開発商品の形で販売しているが、これらは少量多品種生産とならざるを得ないために製造コストが高い。4年前からホットプレートや超音波洗浄器などを台湾企業にも生産委託しているが、抜本的なコスト低減に向け、中国生産に踏み切る。
中央物産 エアコン部材の新工場
  エアコン部材メーカーの中央物産は、上海市に現地メーカーと合弁で新会社を設立し、2003年3月から配管用部材の現地生産を始める。稼働当初は、エアコン100万台規模の部材に相当する年間1万5000トンを生産する計画。
新会社名称:上海龍陽精密複合銅管
資本金:1250万ドル
出資比率:中央物産25%、現地の部材メーカー2社が計75%。
TOTO 上海に衛生陶器の新工場
  TOTOは、2005年までに上海に衛生陶器の新工場を建設する。中国市場は年間15%程度のペースで需要が伸びている。上海近郊の松江市に生産子会社「東陶機器(華東)公司」を資本金3〜4億円で2003年に設立。既に用地10万uを取得。約38億円かけて延べ床面積1万8000uの工場を建設、2004年から操業を始める。生産能力は年間50万個。
ホンダ 中国製の低価格スクーターを日本で販売
  ホンダは、来年半ばに、日本で中国製の低価格スクーターを発売する。エンジン排気量50CCのスクーターで、10万円を切る価格を設定、自動車分野で中国から本格輸入するのは初めて。低価格スクーターの生産拠点は、ホンダ系の天津本田摩托(天津市)と現地資本の海南新大洲摩托車(海口市)が今秋合併して誕生する新大洲本田摩托(天津市)。部品・資材は現地で全量調達する。
不二精機 上海に子会社設立
  不二精機は、上海に全額出資子会社を設立する。中国に進出している日系企業向けに精密機器用の金型を製造・販売するほか、プラスチック成型品の製造も請け負う。新会社は「上海不二精機(仮称)」、資本金は250万米ドル(約3億円)。
日本全薬工業 家畜用飼料工場を建設
  日本全薬工業は、天津市に家畜用の飼料工場を建設し、2002年から日本向けに輸出を始める。生産するのは主に牛向けの混合飼料。農薬・医薬品会社のアリスタライフサイエンスと現地に共同出資会社を設立済みで、来年1月末に工場を稼働させる。
新会社名称:天津全薬動物保健品有限公司
資本金:1億5000万円。