最近、セキュリティーソフトの誤検知で動作ができいという現象があります。
セキュリティーソフトの多くは、2つの検知方法があります。
1つ目は、パターン検知と呼ばれている発見されているウィルスファイルのハッシュ値を配布して照合する方法です。
日々行われるウィルス情報更新は、このハッシュ値を取得しています。
ハッシュ値は、ファイルをハッシュ計算すると求められる値です。
ハッシュ計算ソフトやWindowsのcertutilコマンドで表示できます。
このハッシュ値はファイル名変更程度では変わらない為、ファイルの特定やファイル改善チェックで使われています。
2つ目は、ふるまい検知という機能です。
発見されたウィルスと似たような動きをするソフトを自動検知する方法です。
発見されていないウィルスも検知できますが、この機能は誤検知が多くなります。
ふるまい検知は、ソフトによって名称が異なり”ヒューリスティック検知”や”ビヘイビア検知”と表現されている場合もあります。ふるまい検知で誤検知が発見された場合、ホワイトリストとしてハッシュ値リストを配布します。