■無料電話をささえる技術 IP電話とSIP Server
インターネット回線を電話回線として利用する技術はすでに確立されています。
電話で必要な回線速度は、NTTINS64回線などは64Kbpsという低速な回線で電話を繋いでいるように大きな帯域を必要としていません。
インターネット回線ではメールやホームページ閲覧といった電話以外の通信もありますので実測で300kbps以上の速度が必要とされていますが、現在の光回線などのインターネットではまったく問題はありません。
SIPサーバーの設置
社内をIP電話化するにはSIPサーバーをどこか
1拠点に保有する必要があります。IP電話を採用するとパソコンとの融合がより簡単になります。例えば、電話番号より住所や購買履歴を調べたりパソコン画面より電話クリックで発信ができる等です。
会社をIP電話化するメリットはパソコンとの連動以外に
社内電話やホームエージェント(在宅勤務者)の電話料を無料にできる事もあります。会社の電話番号での外線発信や着信業務も思いのままです。
テレワーク側のホームエージェントよりの外線発信を会社負担にできる事や会社の電話番号で発信できる事はテレワーク化のひとつの条件です。
■VOIPとSIPサーバー
VoIP(ボイプ/ブイ・オー・アイピー)
音声をIP回線(インターネット)で通信する技術。本来、インターネットは瞬間的な遅延は許されたネットワークです。音声では遅延するとノイズになるためVoIPなどの特殊な仕組みが必要です。
SIP Server (シップサーバー)
パソコン端末やIP電話機のIP番号を電話番号(03-XXXX-XXXX)を変換する場合に使います。SIPサーバーは、従来の電話交換機(PBX)の役目で使われていますが他にチャットシステムや監視業務に便利な多目的サーバーです。会社でIP電話を使うには、交換機がわりにSIPサーバーが必要ですが外部のサービスを使うIPセントレックスや無料のIP-PBXであるLINUXのアスタリスク(Asterisk)の選択もできます。 |